2011年08月01日-08月05日
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正規版ソフト導入の取り組みが進展 業界も発展

2011年08月05日

 新聞出版総署が4日明らかにしたところによると、中国政府が権利を侵害する海賊版ソフトウエアの摘発を強化し、正規版ソフト導入の推進方針を堅持したことにより、中国ソフトウエア産業の発展が大幅に促進された。国家版権局がまとめた統計によると、国内のソフト登録件数は2000年の約500件から06年は2万3千件以上に増加し、10年は8万件を突破した。中国ソフト産業の生産額は01年の750億元から十数倍増加して、10年には1兆3千億元に達した。一部の地区では、国産正規版ソフトの使用率が60%に上昇し、製品の質が向上を続けている。これまでに金山、中望、CAXA、浩辰といった企業が有名ソフト企業に成長した。

 新聞出版総署の責任者の説明によると、ソフトの正規版導入に向けた検査や改善が段階的な成果を上げている。中央政府と国の機関(本級)は、計135カ所が国務院の要求を踏まえて5月までに検査・改善を終えており、67カ所の直属機関も検査・改善を終えている。この計202カ所が調達したオペレーションシステム(OS)ソフト、オフィスソフト、ウイルスソフトは17万6763セット、調達金額は1億4091万元に上る。各級地方政府も検査・改善を積極的に推進している。今年6月末までに、山東省の青島市と済南市、新疆ウイグル自治区の克拉瑪依市、安徽省の淮南市、四川省の成都市、江蘇省の蘇州市などの市政府と上海市の市級政府機関が他に先駆けて検査・改善を終了し、OSソフト、オフィスソフト、ウイルスソフト20万5044セット(ライセンス数)を調達し、調達金額は2億3623万元に達した。中央と地方を合わせたこれら3種類のソフトの調達数は38万1807セット(ライセンス数)となり、調達金額は3億7714万元に上った。

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