三峡ダム地区の重慶市奉節県でこのほど大量の石器やジャイアントパンダ、ステゴドンの化石が発見された。重慶市にはこのほかにも銅梁遺跡、桃花渓遺跡など旧石器時代の遺跡が比較的多く分布する。考古学者によると、こうした遺跡を比較することで後期旧石器時代人の分布、移動、文化交流・伝搬などの重要な資料が得られるという。興隆洞遺跡と同遺跡の比較は区域文化の継承と変化の研究にとって重要な意義を持つ。また、重慶地区の旧石器時代文化の時空分布などを突き止める貴重な資料となる。新華社のウェブサイト「新華網」が18日付で伝えた。