ギニア政府は21日、声明を発表し、中国電力投資集団が60億ドルを投じ、ギニア・ボッファ県のボーキサイト・アルミナ鉱を開発することを明らかにした。声明によると、中国電力投資集団はこのほか、鉱石を中国へ輸送するための港も建設する計画だという。中国経済網が22日に伝えた。
同プロジェクトが完成後、ボーキサイトの年産は1200万トン、アルミナの年産は400万トンに達する見込み。これらの鉱石は主にアルミ製錬に使われる。
ギニア共和国は西アフリカ海岸に位置し、北はギニアビサウ、セネガル、マリ、東はコートジボワール、南はシエラレオネとリベリア、西は大西洋と隣接している。総面積は約24.86平方キロメートルで、かつてフランスの植民地だった。国連の発表によれば、ギニアは最後進国の1つであり、産業は農業・鉱業が主で、工業の基礎は薄弱だ。食糧を自給することができず、ボーキサイト、珈琲、カカオ、ゴムなどの産業が経済を支えている。