水深5000メートルの試験潜航に成功した深海有人潜水艇「蛟龍号」の母船「向陽紅09」が23日、青島に帰港した。国家海洋局北海分局によると「向陽紅09」はすでに船齢33年で、重要な科学研究プロジェクトを数多く担当し、卓越した成果を上げてきた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
「向陽紅09」は国家海洋局所属の3隻の勲功海洋調査船の1隻。上海滬東造船所で建造されたこの4500トン級遠洋科学調査船は、重要な海洋調査任務を数10回達成。世界気象機関(WMO)の「世界大気試験」調査、「中米東中国海合同調査」、「中日協力黒潮調査」、「中仏長江堆積調査」など重要な国際協力調査を行ったほか、日本、韓国、ロシア、朝鮮、米国を訪問したことがある。