2011年09月05日-09月09日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年09月05日-09月09日 >  中国初の鉄道・道路併用長江トンネルが来年着工

中国初の鉄道・道路併用長江トンネルが来年着工

2011年09月05日

 武漢市建設委員会によると、「三陽路過江トンネル計画案」が中共武漢市委員会常務委員会に大筋で認可された。来年初めにも着工する。武漢市で2本目の長江トンネルであり、中国初の鉄道・道路併用長江トンネルでもある。新華社のウェブサイト「新華網」が2日付で伝えた。

 計画当局によると、三陽路過江トンネルは漢口側の永清地区、濱江地区と武昌側の臨江地区を結ぶことで、武漢中心部の車の流れを調整し、交通環境を改善する。トンネル上層部に車道、下層部に地下鉄7号線と避難通路を通す。全長は5730メートル。

 当初、詳細な分析を行った結果、橋を建設すると両岸の交通緩和が困難、周辺環境へのアプローチ部の影響が大きい、コストがかさむなどの明らかな欠点があったことから、最終的に6車線の鉄道・道路併用トンネル案が採用された。地下鉄7号線は2017年に開通、道路部分は2016年に開通予定だ。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます