電気カード(電気料金支払専用のプリペイド式IC カード)の安全な購入・使用を保障する「電力使用情報暗号鍵管理システム」が7日、中国の安全性審査に合格した。これにより、累進制電気料金と知能電気メーターの普及に向け基礎が固まった。同システムは向こう3年をめどに10億人をカバーしていく見通し。「人民日報」海外版が9日に伝えた。
電気カードには電気量、電気料金、電気代などの重要情報が記録されている。電気カードおよび電力使用システムの情報収集、伝送、保存と使用における真実性、完全性、安全性を保証すべく、国家電網公司の所属する中国電力科学研究院は2年を費やし、専用の暗号機とソフトウェアを開発、「電力使用情報暗号鍵管理システム」を構築した。