最近ネット上の詐欺手段が進化し、激しさを増す傾向にある。中国インターネット情報センターの最新統計によると、今年上半期にネット利用者の8%にあたる約3800万人がネットショッピング時にセキュリティ上の脅威を経験した。ネット利用者の12人に1人がネットショッピング時に被害を受けた計算だ。「京華時報」が伝えた。
詐欺集団はネットショップや支払いページを騙るなどの手段で、犯罪者の口座に直接入金させる。悪意ある共同購入サイトやショッピングサイトも「時間限定・早い者勝ち」などを騙り、個人情報や口座番号を不正入手する。ショッピングサイトに直接手を伸ばす集団もある。
ウイルス、トロイの木馬、フィッシングサイトが主な詐欺手段だ。トロイの木馬を用いて利用者の口座番号を盗み取る、取引を横取りする、フィッシングサイトに誘導するなどの手段が比較的多い。別のネットセキュリティ報告によると、今年上半期はウイルスやトロイの木馬の数と危険性は減ったものの、フィッシングサイトが最大の脅威として急浮上しており、フィッシングによる社会の間接的損害は200億元を超えるという。