2011年09月19日-09月23日
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中国石油化工、中国最深の大型海成相ガス田を発見

2011年09月19日

 四川盆地で埋蔵量1千億トンを超える大型ガス田が再び発見された。中国石化勘探南方分公司はこのほど、同社の発見した最深6950メートルの大型海成相ガス田・元ハガス田の第1期確認埋蔵量が1592億5300万立方メートルに達し、16日に国土資源省鉱物資源埋蔵量審査委員会専門家チームの審査も通過したことを発表した。これまでに中国で確認された中で最も埋蔵地点の深い大型海成相ガス田だ。人民日報が19日に伝えた。

 元ハガス田は中国革命の時期に労農紅軍がかつて戦った革命聖地の四川省広元市、南充市、巴中市にまたがる。中国最大の海成相整装ガス田である普光ガス田に続き、再び四川盆地で発見された大型海成相ガス田だ。ガス含有面積は155.33平方キロメートル、深さは6240-6950メートル(平均6673メートル)。2007年11月の試験生産では1日50.3万立方メートルの天然ガスを産出。現在では1日100万立方メートル以上を産出している。中国石油化工は2015年末までに年産34億立方メートルを目指している。

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