京東方科技集団株式公司の8.5世代TFT-LCD生産ラインの本格稼働に伴い、大型液晶ディスプレイを完全に輸入に依存していた中国大陸部の歴史が書き換えられた。「中国網」が27日付で伝えた。
TFT-LCDはすでにCRTにかわり、フラットパネルディスプレイ産業の柱となっている。また、次世代テレビ、次世代パソコン、次世代携帯電話などの主要部品であり、テレビではコスト全体の70-80%を占める。
だが液晶ディスプレイ分野では、韓国や日本が全てのコア技術を独占し、製品の圧倒的多数を出荷して、強大な発言権を握っている。
今回本格稼働した生産ラインは北京経済技術開発区東区にある。総投資額は280億3000万元。ガラス基板の投入設計生産能力は月9万枚で、55インチ以下のディスプレイと液晶ディスプレイモジュールが製品の柱となる。年産1300万枚(液晶パネル)、生産額は200億元に達する見込みだ。