天宮1号を打ち上げるための打ち上げ用ロケット「長征2号FT1」に28日午後、推進剤が注入された。これで天宮1号打ち上げのための事前準備作業は全て整い、打ち上げはいよいよカウントダウンの段階に入った。人民日報が29日に伝えた。
酒泉衛星発射センターでは28日午前、燃料の計量や燃料注入システム信号のチェックなど、ロケットに燃料を注入する前に行われる各種準備作業が進められた。午後1時から、燃焼剤と酸化剤の注入が次々と行われた。午後6時になると、推進剤450トンの注入作業が全て終了した。
有人宇宙飛行プロジェクト発射現場チームの担当者によると、推進剤のロケットへの注入は、打ち上げ前の最後の重要作業という。天宮1号は29日午後9時16分から31分の間に打ち上げられる予定。