2011年10月03日-10月07日
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天宮1号打ち上げの全プロセス

2011年10月10日

 天宮1号は9月29日、長征2号FT1キャリアロケットで酒泉衛星打ち上げセンターから打ち上げられた。有人宇宙船打ち上げや宇宙遊泳の実現に続き、宇宙探査の前哨となる宇宙ステーション建設に大きな一歩を踏み出したことになる。中国がこれまでに打ち上げてきた宇宙船と異なり、天宮1号にはいくつものドッキング口が設置され、軌道に乗った後は1ヵ月後に打ち上げられ地上から制御される神舟8号無人宇宙船と初めて宇宙空間でのドッキングを行なうことになる。中国は今後2年以内に神舟9号と宇宙飛行士を乗せた神舟10号を打ち上げて再び天宮1号とドッキングを行い、3人の宇宙飛行士を収容して作業と生活が可能な宇宙ステーションの雛形を形成する。

 酒泉衛星打ち上げセンターの従業員、斉秀敏氏はこの歴史的なプロセスの詳細をカメラで記録し、天宮1号打ち上げの前後について紹介している。

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