瑞星公司は中国の宇宙ステーション実験機「天宮1号」のコンピュータウイルス対策、情報セキュリティ対策を一手に担っている。天宮1号の実際の運行において、同社のウイルス対策は良好に機能し、ウイルスの作動を阻止することに何度も成功している。科学時報が14日付で伝えた。
セキュリティ対策は北京宇宙飛行制御センター、遠望号測量船、酒泉衛星発射センターの3地点で実施。同社はこの3地点に中国一流のセキュリティ専門家を配置し、北京宇宙飛行制御センターから全ての関係端末の状態をコントロールし、指示を出している。
同社エンジニアの楊金元氏によると、海外ではこうしたセキュリティ対策は通常、専門の軍需企業が担当しており、その任務の複雑さ、精密さ、難しさはオリンピックのセキュリティ任務を遥かに上回るものだという。