2011年10月10日-10月14日
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原油流出の蓬莱油田、流出箇所をほぼ特定

2011年10月17日

 国家海洋局は16日、原油が流出した海上油田「蓬莱19-3」Cプラットフォームに対する再調査の結果を公表した。それによると、国家海洋局による指示(再注入・掘削・生産の停止)が功を奏し、流出箇所の遮断効果が見られている。海底から新たな原油流出箇所は見つからず、海面の油膜もある程度減少し、Cプラットフォーム付近における原油流出箇所および油膜が断続的に発生した原因が基本的に特定された。新京報が17日に伝えた。

 国家海洋局によると、原油はプラットフォームCのマッドマット(沈下防止のための板)下部又はジャケット付近の海底から流出したことが特定された。現在はCプラットフォームの周辺でのみ、毎日少量の油膜が発生しており、付近の海面には依然として断片的に油膜が分布している状態だ。

 汚染処理チームは現在、流出した原油の処理を続けており、流出現場にはオイルフェンスが5本・長さ2キロあまりにわたって設置され、汚染処理作業者200人、潜水作業者84人、船舶30隻あまりが作業に当たっている。

 国家海洋局の責任者は、「コノコフィリップスは安全を確保するという前提の上で、冬までに流出箇所を徹底的にふさがなければならない」と強調した。

 同責任者はまた、14日に発生した錦州9-3油田の原油流出事故について、海面に流出した油の処理が基本的に終了したと明らかにした。

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