2011年10月17日-10月21日
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神舟8号、11月に打上げへ 天宮1号とドッキング

2011年10月25日

 酒泉衛星発射センター・発射テストステーションの責任者である郭忠来氏が明らかにしたところによると、中国はドッキング目標機「天宮1号」の打上げ成功に引き続き、年内にも無人宇宙船「神舟8号」を打ち上げる計画だ。打上げ時期は11月となる予定。もしドッキングに成功すれば、中国は米国、ロシアに続き、独自のドッキング技術を掌握した3番目の国となる。このため、今回のドッキングは非常に重要な任務と言える。羊城晩報が伝えた。

 郭所長によると、中国は天宮1号の打上げから2年以内に神舟8号、9号、10号を相次いで打上げ、それぞれ天宮1号とドッキングさせる計画だ。

 神舟8号は打上げ後すぐは、天宮1号と遠く離れているため、技術を駆使して一定の速度で徐々に天宮1号に接近しなければならない。2日間にわたる軌道調節などを経て、天宮1号とドッキングした後、神舟8号の帰還モジュールは地上へと帰還する。一方の天宮1号は再び元の方向に戻ると、今度はより高い軌道で運行し、神舟9号、10号の到来を待つこととなる。

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