2011年10月17日-10月21日
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中国の有人月面着陸は2025年前後か

2011年10月26日

 月探査プロジェクト「嫦娥1号」の総指揮を執った葉培建氏(中国科学院院士)は25日に南京市で講演した際、中国の有人月面着陸計画について、2025年前後に実現するとの見通しを示した。「中国新聞網」が25日付で伝えた。

 米国は1960-70年代にアポロ計画によって世界に先駆けて月面着陸を成し遂げた。それから半世紀を経て、中国も月面に着陸しなければならないのはなぜか。葉氏は「国連の関連条約は『月は全人類のものである』としている。これは良い。だがその後には『開発した国が利用する』との文言もある。『今日行かなければ、将来行きたくても行けなってしまう。だがら行けるときに行かなければならない』との言葉を私は信じている。だから中国は必ず行かなければならない」と指摘した。

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