2011年11月01日-11月04日
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改良型ロケット「長征2号F遥8」、3つの特徴とは

2011年11月01日

 中国キャリアロケット技術研究院のカク照平副院長によると、宇宙船「神舟8号」の打上げに使われたロケット「長征2号F」は長征シリーズの中で唯一、有人宇宙飛行に使用されるロケットで、信頼性と安全性を特に重視して設計されたという。

 「神舟8号の打上げで使われたロケットは、長征2号Fに改良を加えた『長征2号F遥8』で、その第一の特徴は積載量の増加だ。これは主に、重くて体積が大きいドッキング目標機の打上げ要求を満たすためだ。第二の特徴は精度の高さだ。これもドッキング任務をより良く実施するためで、ドッキング目標機と宇宙船を比較的高精度に軌道に送り込むためだ。第三の特徴は、信頼性と安全性のさらなる向上だ。これも初のドッキングに向けたもので、今後は有人宇宙船の打上げも控えているためだ」。

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