中国移動(チャイナ・モバイル)北京はこのほど、携帯電話網を使い、携帯電話でトランシーバーに類似した機能を実現する「携帯電話トランシーバー」プランを発表した。京華時報が報じた。
同社からの情報によると、同プランではGPRSを利用する。一般的な小範囲のトランシーバーと異なり、全国範囲での使用が可能となる。同プランは同プランに契約済みのユーザー間での通話に限られ、使用料は毎月30元(約370円)で通話制限無し。その他の通話費用を徴収せず、他地域での使用にも追加料金を支払う必要がない。ゆえに警察、警備、不動産、交通、物流、都市管理等の従事者の使用に適している。
「全球通」、「動感地帯」、「神州行標準カード」、「暢聴カード」のユーザーも同プランの利用が可能だ。ユーザーは一般端末を使用しソフトをダウンロードすることも、専用の携帯電話トランシーバー端末を使用することもできる。ただし同プランは現在、団体客のみを対象としている。来年初頭には個人ユーザーまで範囲が拡大される見通しだ。