現在ドッキング状態の中国の宇宙ステーション実験機「天宮1号」と無人宇宙船「神舟8号」は13日午後10時37分、北京の宇宙飛行制御センターの精確なコントロールの下、高度約343キロの近円軌道上で180度回転して背面飛行の姿勢をとり、2回目のドッキング実験に向けた準備を整えた。新華社が13日付で伝えた。
宇宙飛行制御センターの麻永平副主任によると、両機のドッキング飛行は13日午後10時で10日間と20時間になった。両機の結合体は正常に飛行し、姿勢も安定し、2回目のドッキングを行う条件が整っている。
現在結合体のコントロールは天宮1号が主体で、神舟8号は停泊状態にある。今回の回転は制御エンジンではなく、モーメンタム・ホイール制御によって行われた。軌道への影響を最小限に抑えることが目的だ。
麻副主任によると、両機の分離から2回目のドッキング完了までは約30分かかる。