ドッキング目標機「天宮1号」の運営管理委員会が20日に明らかにしたところによると、現在高度382キロの軌道上を飛行中の天宮1号は、すでに長期的な管理段階に入っており、今後は計画に従い各種の科学実験を展開していくという。
北京宇宙飛行制御センター・宇宙機管理室の劉俊沢主任によると、同センターは今後、天宮1号の長期管理における飛行制御任務を担当していく。長期管理には以下の3つの内容が含まれる。
(1)軌道維持と飛行姿勢の転換。天宮1号の軌道高度は複雑で変化の多い宇宙環境の影響を受けて変化するため、定期的に制御を行い、目標軌道を維持しなければならない。また、太陽光の照射条件が変化するに伴い、天宮1号のエネルギーバランスと安全な飛行を保証するために衛星の姿勢を適時転換させなければならない。
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(2)定期的な巡回検査。天宮1号プラットフォームの各サブシステムが正常かどうかをモニタリングし、良好な状態を保つ。
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(3)地上応用システムと連携した科学実験を実施し、さらなる科学データを蓄積する。