2011年11月21日-11月25日
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単位GDPあたりエネルギー消費削減目標、今年は達成困難

2011年11月24日

 「第12次五カ年計画(2011-2015)」の初年である今年、単位GDP(GDP1万元)あたりのエネルギー消費削減目標を達成するのは厳しい状況だ。新京報が伝えた。

 国家発展改革委員会の解振華副主任は22日、国家新聞弁公室の記者会見において、「今年第1四半期の単位GDPあたりエネルギー消費はわずか0.8%減に留まった。第1-3四半期の削減率は1.6%であり、今年中に3-3.5%削減するという目標とは相当大きな隔たりがある」と語った。また、「第12次五カ年計画」期全体の削減目標については「各方面の努力を通じ、最終的には目標が達成できると信じている」とした。

 単位GDPあたりのエネルギー消費削減の目標は「第11次五カ年計画(2006-2010)」で初めて導入された「約束性指標(ノルマ)」だ。第11次五カ年計画では、2010年までに2005年比で単位GDPあたりエネルギー消費を20%削減するという目標が提起されたが、最終的に19.1%というわずかな差で達成できなかった。昨年は多くの地方で目標達成のために電源を切る、電力の使用を制限するなどの措置が講じられた。

 解副主任は、「第12次五カ年計画の省エネ・排出削減、温室効果ガス排出抑制の目標を達成するためには厳しい努力と大きな代償が必要」とした。

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