科学調査船「雪竜」号は北京時間28日午後4時35分ごろ、南緯66度33分線を越え、南極圏に到達した。新華網が28日に伝えた。
同船は3日に天津を出発して以来、すでに累計7800海里(約1.44万キロ)を航行。赤道、偏西風帯を通り抜け、北京時間27日夜に流氷域に入った。
雪竜は棚氷地域に到達後、砕氷しながら前進を続けるという。高解像度レーダー衛星の画像に基づき、雪竜は南極・中山基地から10キロ-15キロ離れた位置まで前進し、荷卸しなどを行う。
雪竜はB1級砕氷船であり、厚さ1.2メートルの氷(0.2メートルの雪を含む)を砕氷しながら1.5ノットのスピードで前進することができる。