2011年12月01日-12月02日
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10番目の「北斗」衛星が打ち上げに成功 2日

2011年12月02日

 北京時間の2日午前5時7分、四川省にある西昌衛星打ち上げセンターで、国内10番目となる衛星測位システムの衛星「北斗」がキャリアロケット「長征3号A」に搭載されて打ち上げられ、予定の軌道に入った。中国新聞網が伝えた。

 これは北斗衛星測位システムにおける5番目の傾斜地球同期軌道の衛星であり、10番目の北斗打ち上げが成功したことにより、中国の北斗エリア衛星測位システムの建設がまた重要な一歩を踏み出したことになる。この北斗エリア衛星測位システムは現在、基本システムの建設がほぼ完了し、全面的なシステムのテスト評価作業が進められている。2011年末には、中国と周辺地域に連続した受動測位、ナビゲーション、タイミングサービスを提供するようになり、交通輸送、漁業、林業、気象、電気通信、水利、測量などの各産業や一般の利用者の応用サービスへのニーズに応えるものとなる見込みだ。

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