中国青海省柴達木(ツァイダム)盆地の南に広がる察爾汗(チャルカン)塩湖と同省格爾木(ゴルムド)市を結ぶ高速道路が完成に近づいており、年内に全線開通する見通しだ。開通すれば、柴達木盆地で初の高速道路となる。中国共産党の機関紙、人民日報が7日付で伝えた。
同高速道路は20億7600万元(約249億円)を投じて2008年12月に着工した。上下片道2車線で、道路幅は26メートル。路面はアスファルトコンクリートで、察爾汗、魚水河、格爾木の3カ所に立体交差橋が設置されている。設計走行速度は時速100キロ。開通後は、同盆地の交通条件が大幅に改善され、地域経済・社会の発展につながると期待される。