2011年12月05日-12月09日
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レノボ、モバイル通信開発者を支援する発展戦略を発表

2011年12月09日

 中国のパソコン大手、聯想集団(レノボグループ)は北京でこのほど、モバイル開発者支援大会を開催した。レノボは個人向けに提供されるクラウドサービス「パーソナルクラウド」戦略と絡めて、同社のアプリストア「楽商店」を柱に技術や資金、プラットフォーム、付加価値サービスなどの面から開発者を支援する発展戦略を発表した。中国共産党の機関紙、人民日報が伝えた。
 
 レノボが発表した発展戦略は、具体的には以下の4つ。(1)国内外のアプリストアと提携を行い、アプリの宣伝や販売の面で開発者を支援する(2)開発者が提供するアプリに対して厳しい審査・検査基準を設け、海賊版の防止と安全性・品質の維持を図る(3)中国で広く普及するネット決済方式「支付宝(アリペイ)や「財付通」などを取り扱い、決済方式を現地化することにより、開発者の収益の仕組みを整える(4)多機能なソーシャルネットワークシステムを利用して、ユーザー間だけでなく、ユーザーと開発者との交流を将来的に実現する--。

 レノボの楊元慶・最高経営責任者(CEO)は「世界のパーソナルモバイル端末分野のリーディングカンパニーを目指して、多種多様な製品をユーザーに提供すると同時に、端末間の情報共有やアプリ連携をより手軽にする。ユーザー、開発者、通信事業者の3つのプラットフォームを通じて開発者とウィンウィンの協力関係を構築したい」と今後の見通しを語った。

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