アップルのiPhone4Sが中国工業情報化部の認証を通過し、中国大陸部市場進出の関門を突破した。近日中に発売の見通しとなっている。北京晨報が報じた。
認証を通過した同製品はW-CDMA端末である。つまり通信キャリアのうち、中国聯通(チャイナユニコム)が最初に同製品を販売することになる。同製品は当初デュアルモードを計画し、CDMA2000に同時対応する予定であった。しかし現状から判断すると、中国電信(チャイナテレコム)のユーザーはしばらく待たされることになりそうだ。
アップルの中国現地法人と中国聯通は、具体的な発売時期について言及していない。業界関係者は、「クリスマス、新年、旧正月前の販売ピークを控え、早ければ12月中旬に発売されるだろう」と予想している。
iPhone4Sは今年10月に、世界各地で販売開始した。情報によると、中関村で販売されている輸入iPhone4Sの価格は、最低で約5500元(約6万6000円)まで低下している。