ヒト遺伝子の変異情報に関するデータベースを作成する「ヒトバリオーム計画(HVP)」の中核加盟国に中国がなったことが、12日に閉幕したHVP北京作業部会で分かった。中国共産党の機関紙、人民日報が伝えた。
今回の作業部会は、米国、英国など30カ国・地域余りから衛生分野の政府高官や専門家らが出席し、▽中国との協力に向けた優先プロジェクトの種類▽プロジェクト基準の統一化▽国際的な遺伝子・疾患データベースの応用範囲--などについて意見を交わした。多数の国や機関、団体が参加する同計画は、病原遺伝子の変異情報を収集して医学の臨床実験に用いることにより、遺伝子疾患の診断コストを抑え、治療を円滑化するのが狙い。