2011年12月12日-12月16日
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太陽光発電予報システムが完成、試運転開始 内蒙古

2011年12月16日

 内蒙古自治区オルドス市で14日、中国気象部門が自主開発した「太陽光発電予報システム」が完成し、試運転がスタートした。同システムはこれまでにに寧夏、青海、甘粛、吉林、雲南、深センなどの気象部門でも相次いで導入されている。新華網が15日に伝えた。

 同システムの建設に携わった内蒙古自治区気候センターの李喜倉主任は「同システムの開発と使用により、太陽光発電の変換効率を高め、運営コストを下げ、送電網の安全を効果的に保障することができる」と語る。

 李主任によると、同システムは太陽光発電所の3日間後までの発電量および太陽放射量(毎時)を予報することができる。移植性が高く、幅広い地域に普及することが可能だという。

 オルドス市は中緯度地区に位置し、太陽光資源が豊富だ。同システムは現在オルドス市伊泰集団太陽光発電所で試運転されている。

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