世界最大の市場調査会社TNSが世界60カ国・地域の消費者7万2千人に対して行った調査結果によると、タイではパソコンからのインターネット利用時間が平均週25.4時間に達し、各国の中でトップとなった。ちなみに中国では平均週19.9時間で、2位のロシア・ギリシャ(21.4時間)をわずかに下回った。中国新聞網が伝えた。
調査によると、ネットユーザーのネット利用時間は、他のメディアの使用に大きな影響をもたらしており、ネット利用が便利になればなるほどテレビの視聴時間が少なくなることがわかった。中国とブラジルでは、毎日ネットを利用するネットユーザーの割合が毎日テレビを見るネットユーザーの割合を20%前後上回った。
インターネットが急速に発展する中、ネット上で自分の意見を発表する人も増えている。トルコでは毎週ブログを更新すると答えた人が44%に達し、中国・メキシコでは43%、インドでは39%に達した。一方で、米国と英国ではこの割合がわずか14%にと留まった。
急速に発展する多くの市場において、モバイルブロードバンドはインターネットアクセス・利用のスピードアップを実現するための重要な要素となっている。TNS調査の回答者のうち、過去1週間以内に携帯電話を使ってネットを利用したと答えた人は36%に上った。中国・シンガポール・南アフリカではこの割合がそれぞれ49%、53%、68%に達した。