中国は北京時間20日0時41分、四川省西昌衛星発射センターからナイジェリアの通信衛星「NigComSat-1R」を搭載したロケット「長征3号乙」を打ち上げ、同衛星を予定軌道に投入することに成功した。中国新聞網が伝えた。
今回の打上げは、中国航天科技集団公司傘下の中国長城工業総公司とナイジェリア通信衛星社が2009年に結んだ契約に基づき行われた。
通信衛星「NigComSat -1R」は中国航天科技集団公司傘下の中国宇宙技術研究院が開発したもので、衛星「東方紅4号」の技術を採用している。そのビームはアフリカ中西部および南部、欧州中東部、中央アジアの一部をカバーし、主に通信・放送・遠隔教育・ブロードバンドマルチメディア・ナビゲートサービスなどに利用される。