2011年12月19日-12月23日
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中国、全国各地のPM2.5モニタリング開始時期を発表

2011年12月22日

 全国的に関心を集めるスモッグ問題を受け、環境保護部は本日、PM2.5(直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質)とオゾン(O3)のモニタリング開始時期を発表した。

 それによると、2012年には重点地域(北京・天津・河北、長江デルタ、珠江デルタ)および直轄市・省庁所在地でモニタリングがスタートするほか、2013年には113の環境保護重点都市と環境保護模範都市で、2015年には全ての地級以上の都市でモニタリングがスタートする。2016年1月1日以降は全国的に新たな大気環境品質基準に基づく大気のモニタリング・評価を実施し、モニタリング結果を公表する。人民日報が22日に伝えた。

 本日行われた2012年全国環境保護工作会議において、環境保護部の周生賢部長は関連部門に対し、「大気環境品質基準」の改訂・改善を急ぎ、モニタリング指標を増やし、時機を見て公表するよう要求した。周部長はまた、「重点地域が率先して大気環境品質の新基準を実施し、できるだけ早く世界標準に合わせ、モニタリング結果と国民の体感を一致させることを望む」とした。

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