2011年12月26日-12月30日
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中国最大の洋上風力発電所が完成

2011年12月29日

 国電龍源電力集団が建設する江蘇省如東県の15万キロワット級洋上モデル風力発電所(1期)が28日、正式な発電を開始した。これにより、中国最大規模の洋上風力発電所が完成したこととなる。人民日報海外版が伝えた。

 同プロジェクトを担当する江蘇海上龍源風力発電有限公司の張鋼総経理によると、同プロジェクトのコストは現在のところ1キロワットあたり1万6千元で、欧州(1キロワットあたり2万5千?3万元)を下回っている。中国の「第12次五カ年計画」期・再生可能エネルギー計画によると、中国の洋上風力発電の設備容量は2015年までに500万キロワットに、2020年までに3千万キロワットに達する予定。特に今後5年間、中国の洋上風力発電は急速な発展期を迎える見通しだ。

 専門家によると、国家エネルギー局は現在、各省・自治区・直轄市を組織して洋上風力発電の計画を行い、洋上風力発電モデルプロジェクトの建設を推進している。中でも江蘇・山東の洋上風力発電基地を重点的に建設するほか、河北、上海、浙江、福建、広東、広西、海南などの地区でも建設を進めていく。

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