2011年12月26日-12月30日
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中国デジタルテレビ規格が国際規格にグレードアップ

2011年12月29日

 関連部門が28日明らかにしたところによると、国際電気通信連合(ITU)無線通信部門はこのほどスイス・ジュネーブで、国際基準について2項目の修正を行い、中国の地上デジタル放送の国家規格(DTMB)を対象に組み込んだ。このことは中国のデジタルテレビ規格が米国、欧州、日本に続く4番目の国際規格になったことを示すものだ。またこの「グレードアップ」は中国デジタルテレビ産業の発展や国際化の推進に重要な意義をもつものだといえる。「国際金融報」が伝えた。

 中国の地上デジタル放送規格は上海高清数字科技産業有限公司、上海交通大学清華大学が共同で起草し制定したもので、2006年に正式に打ち出された。

 上海高清公司はこれまで同規格に基づいて各タイプのデジタルテレビ用復調チップの開発に成功し、国内・海外の有名ブランドのテレビが同チップ製品を相次いで採用してきた。今年11月末現在、同公司は地上デジタルテレビ用コアチップを累計約300万枚販売し、売上高は1億元を超え、50億元に迫るチップ一体型テレビやセットトップボックスの売上を牽引した。地上デジタルテレビの国際的な放送信号も、これまでに国内約30省・自治区・直轄市の地級市約100カ所をカバーするようになった。

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