中国の重機大手「第一重型機械集団」（中国一重）は5日、大連にある原子力発電設備基地で、福清2号ユニット原子炉圧力容器の水圧試験を成功させ、原子炉圧力容器の年産台数5台の目標を達成、国産原子炉圧力容器の製造記録を塗り替えたことを明らかにした。人民日報が報じた。
中国一重は2011年、福清１号、陽江１号、同2号、方家山1号、福清2号の原子炉圧力容器計5ユニットを続々と完成させ、同社ひいては中国の原発設備メーカーとしては初の快挙を成し遂げた。中国一重は現在、国の原発鍛造物の90％以上、原子炉圧力容器の80％以上を生産しており、中国で唯一、原発大型鍛造物と原子炉建屋（ニュークリア・アイランド）設備一式の製造能力を備えた企業となっている。