2012年01月09日-01月13日
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中国ブランドの会議システム、国連本部ビル内で使用へ

2012年01月12日

 国連本部ビル改修工事の請負業者は米ニューヨークでこのほど、深セン台電公司(TAIDEN)の米国パートナー企業と契約した。このことは、中国が知的財産権を持つ会議システムが国連本部で使用されることを意味する。人民日報が12日に伝えた。

 1951年に建設された国連本部ビルではこれまで、会議システムにはオランダPHILIPS社製、ドイツBOSCH社製のものが使われてきた。深セン台電公司の周慶東総経理は「国連本部ビルの改修に伴う会議システムプロジェクトの落札に成功し、国連本部ビルに中国的要素が加わることとなった」と語る。

 同氏によると、今回の落札成功により、国連本部ビルの事務局ビル、総会議場ビル、理事会議場ビルを含む全ての会場の会議システム、同時通訳システム、電子投票システムに中国ブランドの製品が使用されることとなり、設備総数は1万台を超える。うち、同時通訳室100ブースあまり、翻訳設備200台あまりを有する同時通訳システムは、世界で技術的要求が最も高く、規模が最大の会議システムプロジェクトとなる。

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