中国第28次南極観測隊は14日、気温マイナス38.7度、気圧576ヘクトパスカルという環境の中、南極内陸部の氷床最高地点・ ドームA地区にある崑崙基地(海抜4093メートル)で120メートルの氷床コア採取を完了した。氷床コアの掘削は今後も続けられ、最終的には数年間かけて深さ3千メートルの氷床コアを採取する計画。中国新聞社が伝えた。
資料によると、氷床コア掘削施設は氷床コア掘削システム、ウインチシステム、コントロールシステム、サポートシステムなどから構成される。うち、氷床コア掘削システムは長さ12.25メートルで、1回につき長さ3.8-4メートル、直径9.5センチの氷床コアを採掘することができる。掘削システムのケーブルの長さは4千メートルで、深さ4千メートルの氷床コアを取得する能力を備えている。
崑崙基地第二期建設では現在建物周囲のパネルを設置しており、すでに4分の1は完成している。中国が自主開発した無人光学望遠鏡はすでに設置が完了し、現在設備の調整が行われている。