2012年01月16日-01月20日
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国内最大のアニメ漫画映画レンダリングセンター完成

2012年01月20日

 国家アニメ漫画産業総合モデル園は19日、国内最大規模でレンダリング能力900ブレードに達するアニメ漫画映画テレビスーパー超大型レンダリングセンターが同園内に完成したと明かした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 「レンダリング(データの画像化)」は、アニメ漫画の制作プロセスの鍵となる作業で、ブレードサーバーはハイレベルなレンダリング能力を保障するためのハードウェアの核心で、出力されたレンダリング画像が一連のグラフィック画像となる。国家アニメ漫画産業園は、約400ブレードのレンダリング能力をベースに、国内で最初に数千兆回の計算能力を備えたスパコン「天河一号」を擁する国家超級計算天津センターと共同で、国内一流・世界最先端のアニメ漫画映画テレビ超大型レンダリングセンターを建設した。

 技術論証テストや改造を幾度となく繰り返し、同レンダリングセンターの第一期改造工事が無事完成、国家超級計算天津センターだけでブレード数512に達した。現在、双方は光ファイバーで繋がっている。国家アニメ漫画園の公共技術サービス・プラットフォームで、「天河一号」のスムーズな遠隔操作が可能となり、顧客に動画レンダリングや動画検査などの後続サービスを提供、インターネットによる遠隔レンダリングという革新的な新パターンを打ち立てた。これにより、国家アニメ漫画園公共技術サービス・プラットフォーム超級レンダリングセンターは国内最大のアニメ漫画映画テレビのレンダリング・プラットフォームとなった。

 同レンダリングセンターは、春節後にオンラインサービスを開始する。これまで4カ月から6カ月かかっていた映画作品のレンダリング作業期間が、わずか1日に短縮される見通し。各作品の作業をうまく配分すれば、同時に8片のアニメ漫画映画テレビ作品にロンダリング作業を行うことが可能で、制作効率が大幅にアップする。

 国家アニメ漫画産業総合モデル模範園は、国家文化部と地方政府が共同で建設した国家級アニメ漫画産業園。園区に構築された公共技術サービス・プラットフォームは、3D立体アニメーション映画高級制作ラインを基礎として、アニメ漫画制作会社に国内最先端の技術ソリューションを提供することができる。昨年の運営開始以来、2011年国産アニメ映画の興行収入トップに輝いた「賽爾号」、日本の劇場版3Dアニメ「鉄拳」、中影動画公司制作「兎気揚眉」、ゲーム「大決戦」など、国内外の有名作品を制作している。

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