中国月探査プロジェクトにとって3基目の月探査衛星となる嫦娥3号は、すでに各種の検証試験に合格し、2013年をめどに打ち上げられる計画だ。引力が地球の6分の1という月に、嫦娥3号はいかにして着陸するのだろうか?月探査プロジェクトの首席科学者である欧陽自遠氏に取材した。羊城晩報が伝えた。
軟着陸は天体の科学調査に向けた第一歩であり、全ての調査活動のうち最も重要なポイントだ。欧陽氏は「月には大気がなく、真空状態だ。このため落下傘は使えず、エア・クッションも使えない。唯一の方法は、落下過程で着陸機のエンジンを月面に向けて噴射し、着陸機の落下速度を抑えることだ」と語る。
このような軟着陸の方法は、エンジン制御技術、着陸機の姿勢制御技術などに対して高い技術が求められる。