2012年01月30日-01月31日
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中国電信 「永久に無料のWi-Fiパスワード」の噂を否定

2012年01月31日

 永久に無料で利用できるWi-Fiサービスの噂は否定された。最近ネット上で「中国電信の公共Wi-Fiサービスのパスワード」が広まったが、これを使っても永久に無料でネットに接続できるというわけではなさそうだ。北京電信は29日、Wi-Fiサービスの無料利用権にはいずれも制限があり、いわゆる永久に無料のアカウントやパスワードといったものは存在しないと発表した。北京晨報が伝えた。

 現在ネット上では「中国電信の公共Wi-Fiサービスのパスワード」、「全国マクドナルドWi-Fiサービスの共通パスワード」などが広まっており、そのアカウントやパスワードを使えば永久に無料でネットに接続できるとされている。Wi-Fiネットワーク接続のニーズはますます高まっているため、「無料」と言われれは自然と注目が集まる。しかし、多くのネットユーザーが、この情報は事実と異なるとコメントしている。

 北京電信の責任者は「現在、各モバイルユーザーには一定期間のWi-Fiサービス無料利用権をプレゼントしているが、いずれも制限付きだ」と語る。同氏によると北京電信は今年6月30日まで、Wi-Fiサービスの無料利用権をユーザーにプレゼントしている。これはユーザーの通信キャリアに関わらず、北京市内で利用できるというもので、中国電信のユーザーはプランに応じて毎月10時間?100時間の無料接続、中国電信以外のユーザーは毎月1回(5時間以内)の無料Wi-Fi体験が可能となる。

 3大通信キャリアは現在、Wi-Fiスポットの拡大に力を入れており、北京の「無線都市」計画でも重点地域で無料Wi-Fiサービスを提供することが決定した。例えば首都空港では携帯のショートメールを通じて無料Wi-Fiパスワードを取得できる。このほか上海電信も無料のWi-Fiアカウントとパスワードを提供しているが、これも有効期限や使用範囲が設定されているという。

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