2012年02月06日-02月10日
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中国大陸部のネット接続速度、世界90位

2012年02月06日

 CDNサービス世界最大手のアカマイが発表した最新データによると、昨年第4四半期の世界平均ネット接続速度は前年同期比を39%上回る2.7Mbpsとなった。平均接続速度が最も早かった国は韓国、日本は3位だった。一方、中国大陸部は90位で、平均速度は1.4Mbpsと世界平均を大幅に下回った。京華時報が5日に伝えた。

 同データによると、世界のネット接続の平均速度は2.7Mbpsで、ピーク時の接続速度は平均11.7Mbpsだった。国別に見ると、韓国が平均接続速度(16.7Mbps)、ピーク時の接続速度(46.8Mbps)共に1位となった。平均接続速度の2位は香港で、前年同期比14%増の10.5Mbps、日本は5.8%増の8.9Mbpsで3位だった。中国大陸部は1.4Mbpsで90位だったが、増加率は43%に達した。

 高速ブロードバンド(5Mbps以上)の世界普及率は29%に達し、普及率トップの韓国は79%だった。一般ブロードバンド(2Mbps以上)の普及率は66%に達し、トップのブルガリアは96%だった。ナローバンド(256kbps未満)の普及率は2.5%に下がり、トップのリビアは55%だった。

 中国のネット接続速度は世界的に見ても遅いほうだが、ブロードバンド料金は接続速度トップの韓国よりも数十倍高い。DCCIインターネットデータセンターが昨年12月に発表した「中国ブロードバンドユーザー調査」によると、中国大陸部の固定ブロードバンドユーザーが支払っているブロードバンド料金は1Mbpsあたり13.13ドルに達し、ベトナムの3倍、米国の4倍、韓国の29倍、香港の469倍となった。

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