中国の通信大手「中国聯通(チャイナ・ユニコム)」北京支社は今月から、市内家庭ブロードバンドユーザーに対し、接続速度高速化無償サービスを段階的に始めた。光ファイバー化が完了したエリアのブロードバンド接続速度は、最高20Mとなる。北京紙「京華時報」が8日付で伝えた。
今回の無償サービスは、512Kブロードバンドユーザーは1M、1Mユーザーは2M、2Mユーザーは10M、4Mおよび8Mユーザーは最高接続速度20Mとなる計画。しかし10M、20M実現は光ファイバーネットワークによるサポートが必要なため、光ファイバー化が前提となる。
一方、現在512K、1Mの銅線ケーブルユーザーはこの限りでない。「銅線ケーブルを利用する512K、1Mユーザーについては、接続速度が2倍に、光ファイバーユーザーについては最高5倍となり、光ファイバーユーザーの接続速度高速化が明らかに体感できる」と同支社。
中国聯通北京支社のブロードバンド高速化は、今月3日から市内を3エリアに分けて着手され、第二ステップがほぼ完了した。第三ステップ完成のあかつきには、同支社の全ブロードバンドユーザーの飛躍的高速化が実現する。しかし同支社は、各ステップの具体的エリアについては明らかにしていない。