中国が自主開発した長距離極地漫遊ロボットはこのほど、約2カ月間にわたって行われた南極の「身体能力」テストに合格し、氷帽上で30キロメートルの走行を行った。中国のロボットが南極の氷帽で自主走行を行ったのは今回が初めて。科技日報が10日に伝えた。
このロボットは重さ約500キロで、マイナス40度の環境でも作業が可能だ。一見ジープのような形をしており、車体の設計にはオフロード車のシャーシ・サスペンション技術を採用している。車輪は三角キャタピラに交換され、氷や雪の上を走行する能力が高まった。また、自律走行システムも搭載されており、地形の識別・評価、測位・ナビゲーション、自動運転などの機能を備えている。