8年間の研究により、中国の科学者が綿花雄性不稔性品種6001Aを開発し、綿花育種の世界的難題を解決した。新華網が9日報じた。
1930年代、米国は野生のHarknessii綿を利用し綿花の雄性不稔性を開発したが、長年に渡る実験にも関わらず、効果的な交雑が実現できなかった。湖南省岳陽市農業科学所と湖南省洞庭高科種業股フン有限公司は2003年より、野生のThurber綿を利用して栽培試験を行い、綿花雄性不稔性品種6001Aを開発した。
中国農業科学院綿花研究所等の専門家は、6001Aに対して実地調査と評価を行い、同品種の不稔性に関する安定性を確認した。また同品種は高い技術を有しており、開発利用が期待される。専門家は、研究開発を推進し、地域的な試験を実施するべきだと提案した。