2年に1回行われるアジア最大の航空ショー「シンガポール航空展」が14日に開幕した。今回の最大の焦点はアジア地域における戦闘機のグレードアップで、西側の航空会社や武器製造業者がブース全体の3分の2を占めた。中国の戦闘機「梟竜」や練習機「L-15猟鷹」、無人偵察・爆撃機「翼竜」がお目見えしたことも今回の注目点だ。「国際金融報」が15日伝えた。
同航空展の事務局によると、今回は過去最大規模の航空展となり、世界50カ国から900社を超える企業が出展し、トップクラスの航空・防衛企業はすべて出展していると言っても過言ではない。室内の展示面積は5万平方メートル、屋外は10万平方メートルで、65機を超える最新の軍用・民間用航空機が展示あるいはデモンストレーションに登場し、展示規模は過去最大だという。
今回は中航技進出口有限責任公司(CATIC)、中国商用飛機有限責任公司(COMAC)を含む中国企業5社が出展し、国産大型機「C919」、戦闘機「梟竜」、無人偵察・爆撃機「翼竜」などが注目を集めた。中国の大型旅客機の研究製造という重責を担う中国商用飛機は同日、メディアを通じて、本日開幕したシンガポール航空展で大型旅客C919は20機の注文を新たに獲得し、これにより受注数は235機に増加したと発表した。