2012年02月20日-02月24日
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中石化、四川盆地に大規模ガス層を確認

2012年02月22日

 中国の石油大手「中国石油化工集団公司」(シノペック)は20日、四川省蒼渓県元ハガス田探査区(ハは土へんに覇)の陸相地層に大規模なガス貯留層の存在が確認されたと明らかにした。中国紙、北京日報が21日伝えた。
 
 同社によると、同探査区に掘削された第7試掘井の須家河層第3部層で今月15日、坑井内から坑井周辺の採取層に人為的に変化を起こさせて生産能力の向上を図る「アシッドフラック(坑井刺激法)」を実施したところ、日産量120万8千立方メートルの天然ガスが採掘された。第3部層で100万立方メートルを超える産業用ガス流が採掘されたのは初めて。元ハ探査区の陸相地層では、今月12日に第5試掘井の自流井層で日産量150万3900立方メートルの天然ガスが採掘されたのに続く重要な成果で、採掘量の多さが大規模なガス層の存在を裏付けている。
 
 元ハガス田の建設は同社の「第12次五カ年計画」(2011-2015年)における重要なプロジェクトの一つ。天然ガスに関するプロジェクトとしては、普光ガス田プロジェクトと、四川省の天然ガスを東部地域に輸送する「川気東輸」プロジェクトに続く規模。

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