2012年02月20日-02月24日
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浙江大学課題グループ サルが意志で念じて機械の手を動かすことを実現

2012年02月22日

 浙江大学紫金港小区求是高等研究院の実験室では21日、「健輝」という名前のサルが掴む、引っ張る、握る、ひねるという4つの手の動作で、目の前に置かれた様々な形状の4つの物体を動かしている姿が見られた。不思議なことに、近くに置かれた機械の手が「健輝」と「テレパシー」でつながれているかのように同じ動作を行っていた。これは同研究院の脳と機械のインターフェイス研究グループの最新の研究成果だ。研究グループは情報技術を応用してサルの大脳の4つの手の動きに関する神経信号を解読し、サルの「意志の力」で直接外部の機械を制御することに成功した。この成果は国際的な同分野での最先端レベルで、障がい者向けの精巧な義手などの開発の希望を高めると同時に、脳の信号の全面的な解読への一歩を踏み出し、機械への正確な信号伝達のための研究モデルも構築したことになる。

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