新華社と中国科学技術大学が共同で研究開発し、構築した「金融情報量子通信検証サイト」が21日、新華社金融情報取引所で正式に開通した。「人民日報」海外版が22付で伝えた。
同サイトは新華社と同大学が協力して進めてきた量子通信の応用研究の成果であり、世界で初めて量子ネットワーク技術を利用しての金融情報伝送を実現した通信ネットワークだ。また量子ネットワーク技術による金融情報伝送の安全保障における初めての技術検証であり、パターン応用モデルでもある。同サイトでは秘匿性の高い動画音声通信やリアルタイムでの文字相互通信、高速データ文書の伝送などの応用が可能だ。
同サイトには北京聯通が提供した業務用光ファイバー線路が使用されており、線路は最長で20キロメートルに達する。この線路を利用した量子の秘密鍵暗号化の速度は毎秒10キロビットを超える。