2012年02月27日-02月29日
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気象衛星「風雲」、システム構築を加速へ

2012年02月28日

 中国航天科技集団公司が27日に明らかにしたところによると、中国の次世代静止軌道気象衛星「風雲4号」はすでに試作機の開発段階に入った。その機能および技術性能は世界先進レベルに相当し、2015年をめどに1基目の試験衛星を打ち上げるという。新華網が27日伝えた。

 中国は向こう10年間で気象衛星13基を打ち上げる計画だ。「風雲」シリーズは規模・品質のいずれにおいても大きな発展を遂げ、国民生活に貢献していく。

 中国はこれまでに気象衛星12基を打ち上げており、現在運行中の衛星は7基に上る。

 現在開発中の「風雲」シリーズは、世界最先端のキーテクノロジーでいくつもブレークスルーを実現している。「風雲」の技術は国外の同タイプの衛星と比べても最先端レベルに達しており、中国は静止軌道気象衛星と太陽同期軌道気象衛星を同時に所有する世界第3の国となった。これにより、中国は地球観測分野における国際的地位を確立した。

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