中国長江三峡集団公司は6日、同社が開発を担当する中国第二の規模を誇る水力発電所、金沙江の渓洛渡水力発電所の1基目となるユニットが回転子の取り付けを完了し、組み立て段階に入ったことを発表した。国際金融報が7日に報じた。
同ユニット(No.10)は渓洛渡水力発電所が初めて組み立てを開始したユニットで、中国が設計・生産した。同ユニット単機の設備容量は77万kWに達し、三峡ダムの70万kW級ユニットを超え、向家バ(バ=土+貝)に取り付けられた世界最大の設備容量を持つ、80万kW級ユニットに次いだ。
情報によると、渓洛渡水力発電所は77万kWのユニットを18基設置する予定で、総容量が1386万キロワットに達する。同発電所はこれにより、三峡ダムに次ぐ中国第二の水力発電所となる。同発電所は年内に4基の組み立てと無水試験を完了する予定だ。1期目のユニットは2013年に稼働開始する。