上海市のスマートシティ建設は今後3-5年でより一層「アップグレード」する見通しだ。上海市の経済情報化委員会の傅新華副主任(全国政協委員)はこのほど取材に答え、「モバイルネットワークの急速な発展に伴い、今後スマート端末からのネット接続スピードが家庭用ブロードバンドを上回るだろう」とした。新聞晩報が14日報じた。
同氏によると、今後モバイルインターネット、Wi-Fi、4Gなどの発展スピードは、家庭用ブロードバンドを上回る見込みだという。「iPadやスマートフォンなど、モバイル端末からのネット接続スピードは将来的に家庭用ブロードバンドを上回るだろう」。
上海市は今年、Wi-Fiアクセスポイント5千カ所を新設し、3年以内に計2万2千カ所とする計画だ(現在は約1万カ所)。これにより市内の公共施設の80%がカバーされることとなる。
アクセスポイントが新設されるのは主に空港、駅、バスターミナルなど人が多い場所で、市内の全区域が対象となる。また、公園および人民広場、徐家匯、五角場などの商業エリアにもアクセスポイントが設置される。一部の中央ビジネス街と重点区域では100M?300Mという高速ワイヤレスネットワークが実現する。
このほか、今年中に上海の都市部全域で光ファイバーが利用可能となる。