2012年03月19日-03月23日
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中国の特許出願増加率、3年連続で世界一

2012年03月20日

 WIPO(世界知的所有権機関)がこのほど発表した統計によると、中国のPCT国際特許出願件数は2009年以降、3年連続で世界一となった。2011年の増加率は33.4%で、2位の日本を12ポイント上回った。人民日報海外版が20日報じた。

 WIPOの統計によると、歴史ある工業大国の出願増加率が低迷もしくはやや低下する中、中国を含む一部の東アジア諸国と新興国の出願件数は比較的早いスピードで増加している。2004年、中国のPCT出願件数は1706件だったが、2011年には1万6406件に達し、8年間で約10倍になった。

 近年、中国企業の自主革新能力の高まりに伴い、PCT出願件数も大きな変化を遂げている。特に華為技術有限公司と中興通訊股フェン有限公司の活躍は著しく、この4年で世界トップクラスに躍り出た。華為公司は2008年、出願件数1737件で世界1位となり、その後も4位以内をキープしている。中興通訊は2011年、出願件数2826件でパナソニックを下し、初めて世界1位となった。華為は1831件で3位だった。

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